MASAKI
徳島すぎ柾目幅はぎパネル「MASAKI」を使用し、大工が手仕事でつくる家具の初作が完成し
本日知事室に納めてきました。徳島の物産品を展示する棚として使用されるそうです。
日本の面積の2/3は森林です。
戦後人工的に植えられた木は、今がまさに伐採の時。本来であれば、山から伐り出して
どんどん使われるはずでした。
しかし、安価な外国材が市場に行き渡り、国産材が持つ品質の良さが十分に理解されないまま
杉の大径木(たいけいぼく。丸太末口で40センチ程度以上)は行き場を無くしています。
構造材、下地材、化粧材(建具材や一枚板)。
あらゆるものに形を変えて、国産材は日本の山に利益を返してくれます。
先人が苦労して大きく育てた大径木を最後まで有効に価値ある活用ができないか。
そんな思いから、柾目幅はぎパネル「MASAKI」の制作にいたりました。
「MASAKI」を通して多くの人に、人と自然が育んだ大径木(柾目)ならではの良さを知ってほしいです。