masaki

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「まっすぐ、すくすく」

徳島をはじめ、日本の森に多く生育している杉の木。
幹が真っ直ぐに伸びる木=直ぐ木が語源と言われていて、ほかの木より早く大きく育ってくれます。

杉の性質は柔軟で粘り強く、古くから建築材料を中心に多くの場で重宝されてきました。

杉の美しさ、肌触り、香りの良さをもっと身近に感じてもらいたい。そんな思いから、徳島すぎの柾目を使った集成材「masaki」をつくりました。
杉の学名はCryptomeriajaponica(クリプトメリアヤポニカ)。「日本の隠された財産」という意味です。

徳島の森から生まれた財産(杉)の素晴らしさを、masakiを通してあなたの日常で感じてほしいのです。

masakiが生まれた理由

日本の面積の約2/3は森林です。戦後に人工的に植えられた木は、いまが伐採のとき。本来であれば、山から伐りだして有効利用されるはずでした。しかし安価な外国製品が増えて、国産材が持つ品質の良さが十分に理解されないまま、活用されるべき大径木(※)は行き場をなくしています。

国産材は、構造材・下地材・化粧材(建具、一枚板)など、あらゆるものに形を変えて、日本の職人さんや山に利益を与えてくれます。先人が苦労して大きく育てた木を、価値の高い方法で使いたい。その思いから「masaki」は誕生しました。

天然乾燥させた徳島すぎでつくった「masaki」を通して、多くの人に“人と自然が育んだ大径木ならではの良さ”を感じていただきたいのです。
(※)丸太の細いほうの切り口が直径40cm以上のもの。

SDGsへの取り組み

柾目は1本の木から多くの量が確保できません。伐りだすときに残ってしまう中途半端な部材は、 良材なのに粉砕されたり、 捨てられたりすることがあります。そのような端材を回収して、一つの集成材にしたのが「masaki」です。「つくる責任つかう責任」は、建築業の使命だと考えています。

  • 柾目(まさめ)

    丸太の中心部から放射線状に伐りだすので、木目が真っ直ぐ平行にあらわれる。整った縦縞が美しく、一般的な板(板目)と比べると、反りが生じにくい。

  • 板目(いため)

    丸太の端から端まで伐りだすので、木目が曲線となってあらわれる。丸太の直径を生かして製材するため、柾目と比べて大きな部材をとることができる。

masakiに関する O&A

どのような木材を使っていますか?
「徳島すぎ」をメインに国産材を使用しています。樹種についてご希望がございましたらご相談ください。
「masaki」を使うメリットは何ですか?
香りによるリラックス効果、優れた調湿作用があります。すぎ本来の効能を持続させながら、美しいデザインと安全性を兼ね備えた素材となっています。高周波接着により耐久面でも優れています。
(接着剤にはホルマリン0%のものを採用しています)
どのような用途で使うことができますか?
例えばテーブルの場合は、整った木目と美しい色艶が醸し出す独特の表情が魅力です。
また天井や床、壁といった広い場所も柾目ならではのシンプルな美しさを感じていただけます。さらに窓の木枠など、多様な箇所に使っていただけます。
納期は?
一般的なサイズであれば、約1週間で納品できます。また長尺材の加工など、オーダーメードにも対応しております。